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道具が壊れた!
こんにちわ。工務店大工のヒロシです。
現場で断熱材を固定するための電動タッカーが壊れました!
*タッカーとはホッチキスの針の大きいくて強い版みたいな針を打ち込む機械です
急にタッカーの針が出て来なくなってしまい、このままでは断熱材の充填作業ができません。
よしとりあえず分解してみよーというのが私です。
『大工さんっていいですよね!』とお客さんや近所の人に聞かれる事が少なくありません。子供が将来大工になるにはどうしたらいいのかと尋ねられると、決まっていうのが『数学と物理、図工が好きなら大丈夫』と答えます!
それと、機械を分解したりするようなことをできればいいですね!笑
大工の仕事は道具をたくさん使います。自分の道具は自分でメンテナンスするのは当然。手入れをすえれば物持ちがいいし、何より愛着がわきます。今回分解したタッカーは初めてバラすので何がどのような構造になっているのかわかんなかったのですが、バラしてみるとわかるものですね。自然と以前から気になっていた動作不良箇所の原因も分かり、針のつまりも直り一石二鳥でした!
壊れたら分解するチャンス!
過去にはドローンを水没させたので分解しました(笑)
その前にはiPhoneのディスプレイが割れたので流石に修理に出そうと思っていたのですが、画面ガラス交換3万円・・・時が止まりました(ザ・ワールド)
勿体無いのでネットでバラ売りのディスプレイだけを取り寄せてやってみましたが大成功でした!費用は4千円で破格!浮かれていたらわずか1ヶ月でまたディスプレイを割ってしまいました(笑)
ここまで分解できないとと大工になれないわけではありませんので(笑)
ちなみに私の兄は、壊れたエンジンの自動車をオークションで買って、設備のない自宅の駐車場でエンジンを下ろしてオーバーホールをしていましたね。。
現場進捗です。
一階の壁断熱、天井断熱及び気密施工は完了しました。(他の業者との兼ね合い部を残して)
今回は2階です。
あらかじめ壁の段取りも進めながら天井も進めていきます。
天井の下地です。これが天井の高さになります。
雲海出現
雲海を出現させました!大工は雲海を作り上げられます。
ここまでくると部屋がとても暖かくなります!
気密シート施工
断熱施工よりも一番気を使うところです。
空気を完全にシャットアウトするためなので隙間なく仕上げていかなくてはなりません!施工中、後半に差し掛かるとある現象が起きます。
『部屋があったかい』
断熱施工が終わった後も当然あったかいのですが、シートを施工するともっとあったかいんです!現場で作業をしていても体感できます。気密施工をすると魔法瓶のように温めた空気が冷めにくいんです。なので、光熱費に反映してきます。
住宅性能を上げるとどうしてもイニシャルコストが高くなってきますが、住みだしてからのランニングコストが抑えれるのです。さらに光熱費削減だけじゃなく、家全体の温度差が均一になりやすいので、トイレや脱衣所、廊下が寒くありません!(第一種換気)
その他にも、ハウスダストが舞うことを抑えて子供のアレルギー対策(第一種換気システム)や魔法瓶効果でエアコンの出力を低くして付けっぱなし(つけたり消したりするのと電気代はあまり変わりません)にできるのでのでずっと快適温度で生活できます。
昔の『夏は風通しのいい家』はこれからの気候では適応しにくいです。ヒートショックなどのリスクも高いので住宅の性能値は気にする必要がありますよ!