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No,201 夏の足音

まだ6月の中旬ですけど

一気に夏感のある景色と気温になってきましたどーも木の家工務店大工棟梁のヒロシです。

約2ヶ月の曽根の現場が終わりに近づいてきました。と同時にみやこ町の現場の準備が始まりました。

バタバタ仕事をするのが嫌な正確なので、早め早めの動きを取りたいのですが巷は住宅需要が高いのか他の業者さんからの図面の上がりのタイミングなどで急いで準備したりすることもしばしば。天気も見方してくれるかくれないとかで上棟タイミングも難しい季節に入りました。

 

まずは大黒柱の準備

フォークリフトを使って何十キロかわかんないくらい重い柱を持ってきます。

この状態はまだ「荒材」なので化粧柱として使えるように表面を削って行きます。

これは一度荒めの機械に通しただけです。

写真で伝わるかなぁ〜ガッサガサですwここからツルツルに仕上げます。

 

水すらも弾く

昨日、橋本環奈…ではなく鉋の仕込みをしました。最近、京都産の天然の砥石を手に入れまして刃の仕上がりが絶好調なんです!

びっくりするくらい刃が材料に吸い付くように食い付きます。

この瞬間、鉋を仕上げるのに何時間もかけたのが報われるんです。

そして、何よりも気持ちいい瞬間です。道具がちゃんとしていると無駄な力も使わなくていいし、仕事が早く仕上がります。仕事ってのは準備の段階から決まっているんです。

 

番付

柱を収める場所を記します。これを番付と言います。相撲などで力士の順位を記すののを番付と言いますので同じように順番を言うのに使います。

いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ

って聞いたことあると思います。この順番で場所を決めています。

そして、「又」とは 半分先という意味ですので「又へ」とは「へ」の半分先という意味です。

この大黒柱は「又へ又七」なので特殊な位置にあることがなんとなくわかると思います。

これでこの柱の収まり先が一眼でわかるようになりました。

上棟日当日はたくさんの大工を準備して一気に進めるので一々聞きに来なくても誰でも見ればわかる状態にしておくと棟梁の手間を取りません。こうした段取りの配慮は必ず必要なスキルなんです。

次回は土台敷になります。天候に恵まれますように!!!

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